【もはや少年漫画】ドルフィントレーナーの裏側『ドルフィンデイズ!』小説を読んでイルカと泳ぎたくなった|あらすじとおすすめポイント4選

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小説で初めて泣いた

水族館に行ったことはありますか?

別に水棲生物が好きじゃなくても、あの場所ってなんか落ち着きますよね〜。

メインとなる見せ場の大きな水槽以外に人の関心を集めるのは「イルカショー」ではないでしょうか。

「どういう訓練したらそんな動きするんよ….」って言いたくなるレベルのパフォーマンスをするイルカとドルフィントレーナーを見ると、子供の頃から憧れる人がいるのも頷けますよね。

そんな彼らの裏側を物語にしている鮮烈な作品が、旭晴人さんによる『ドルフィンデイズ!』です!

僕自身いわゆる”お仕事小説”にハマっていたのもあって、その一環で読み始めたのですが、思わぬ不意打ちを食らいました。笑


あらすじ

プライドが高いがゆえに就職が決まらなかった蒼衣は、熱中するダイビング以外の時間を持て余していた。

そんなある日、ドルフィントレーナーの求人を父から聞き、泳げる仕事ならと試験を受けてみることに。

難関の選考を通過し、晴れて採用された蒼衣は相棒のイルカ、ビビと共にショーデビューを目指して働き始める。

しかしその矢先、イルカには致命的な異変がビビに見つかり――。水飛沫の舞うひと夏を描く青春お仕事小説!

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『ドルフィンデイズ!』おすすめポイント4選 ①:ドルフィントレーナーとは何か

この作品で一貫しているメッセージは、ドルフィントレーナーの在り方についてです。

ただただイルカが好きという気持ちでは続けられず、仕事内外でもビジネスパートナーであるイルカのみならず、観客をいかに楽しませるかを考え抜く”エンターテイナー”としての側面も鍛える必要があります。

イルカ・観客といったコントロールできないものを、いかに調和させて場を作るかが描かれていて、プロとは何かを勉強できます。

『ドルフィンデイズ!』おすすめポイント4選 ②:「好き」を見つけた人間の強さ

今作の主人公である「蒼衣(あおい)」

彼は忍耐強くなく、高校卒業後もいい就職先が見つからず、暇を見つけては友達と船で沖合まで出てひたすらダイビングに明け暮れます。

そんな中、漁師の父親から勧められたのが「ドルフィントレーナー」でした。

どんな仕事に対しても1週間続けるのがやっとなのにも関わらず、ドルフィントレーナーにありついた蒼衣は、自分でも不思議なくらい没頭するようになります。

「好き」を見つけた人間の行動力ってえげつないですよね。

『ドルフィンデイズ!』おすすめポイント4選 ③:めちゃくちゃ息詰まる

えー、めちゃくちゃしんどいです。笑

基本的に水中の場面が多いのも一つなのですが、作者である旭晴人さんの水中での苦しさを表現する技法が凄すぎて、読んでて酸素が足りなくなってきてる気がします。

蒼衣の「イルカに負けるか!」という気迫を纏わせて、無理を承知で水が主戦場のイルカと競る描写は必見です。

『ドルフィンデイズ!』おすすめポイント4選 ④:ジャンプ作品読むレベルのスピード感

この『ドルフィンデイズ!』を読んでいる間、不思議と小説を読んでいる感じはしませんでした。

もちろん小説なので途中で絵を挟んでいるとかはないものの、ジャンプを読む時みたいな高揚感がずっとありました。

盛り上がりに欠ける場面が全くなく、イルカとの絆ができる場面・蒼衣がショーにデビューする場面・ちょっとした恋愛の場面など読み進めてしまう構成ができています。

今後小説を読んでいく中で、色々悩んでいる時にもう一度読み返したい本的なポジションになりました。

最後に

今回は、ドルフィントレーナーの葛藤、姿勢などを描いた旭晴人さんよる『ドルフィンデイズ!』をご紹介しました!

とりあえずめちゃくちゃいいです。笑

読んでください。


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