【人を動かす武器】文章力しか取り柄のない会社員の物語『会社を綴る人』の小説がなかなかのインパクトだった・・・|あらすじとおすすめポイント4選

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「伝え方」で結果は変わる

会社において、自分にしかできない仕事ってありますか?

営業や事務などいろいろな役職がありますが、その中で差別化していくことって本当に難しいことだと思います。

自分の中では得意って思っていることでも、少し範囲を広げると上には上が居て、それに気づく度に「このレベルで得意って言ったらダメだな」って自己否定してしまった経験もありますよね。

今回ご紹介したい作品は、先日ご紹介した『駅物語』と同じ朱野帰子さん著の『会社を綴る人』という小説です。

どんな仕事も人並み以下で、自慢できることは「読書感想文のコンクールで佳作を取ったことがある」だけのサラリーマンが、伝えることにやりがいを見出していく物語。

自分が持っている武器も案外悪くないかも、、、と思えたので、ご紹介していきます。

『会社を綴る人』あらすじ

​​何をやってもうまくできない紙屋が家族のコネを使って就職したのは老舗の製粉会社。

唯一の特技・文を書くこと(ただし中学生の時にコンクールで佳作をとった程度)と

面接用に読んだ社史に感動し、社長に伝えた熱意によって入社が決まったと思っていたが――

配属された総務部では、仕事のできなさに何もしないでくれと言われる始末。

ブロガーの同僚・榮倉さんにネットで悪口を書かれながらも、紙屋は自分にできることを探し始める。

一方、会社は転換期を迎え……?会社で扱う文書にまつわる事件を、

仕事もコミュニケーションも苦手なアラサー男子が解決!?

人の心を動かすのは、熱意、能力、それとも……?

いまを生きる社会人に贈るお仕事小説。

参照:https://www.amazon.co.jp/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%82%92%E7%B6%B4%E3%82%8B%E4%BA%BA-%E6%9C%B1%E9%87%8E-%E5%B8%B0%E5%AD%90/dp/457524130X

『会社を綴る人』おすすめポイント4選

『会社を綴る人』おすすめポイント①:老舗製粉会社に入社したアラサー会社員の物語

『会社を綴る人』は、バイトも仕事も人並みにできないアラサーの会社員が、老舗の製粉会社で奮闘する物語です。

就職エージェントにもボロクソ言われて、会社に入った後も「いや、パワハラやん」みたいな事を平気で言われつつも自分のポジションを探っていきます。

『会社を綴る人』おすすめポイント②:社会人なら共感しかないアレコレ

おすすめポイント①でちょっとだけ話してしまったのですが、社会人なら首とれるぐらい頷ける場面が山ほど出てきます。

セクハラ満載の営業マン、体裁だけはしっかりする総務、愛想振りまきながらも裏で悪口のブログを上げている社員、社員間の派閥争いなどなど・・・

上の例は若干過激派ではあるものの、なんとなく「分かるわ〜」って感じられる方も多いのではないでしょうか。

『駅物語』と同じくリアルすぎる社会人ライフも、醍醐味の一つです。

『会社を綴る人』おすすめポイント③:自分の武器を信じることの大切さ

自分の武器ってどれぐらいのレベルから信じていいのでしょうか・・・・。

周りの人から言われたら?コンテストで評価されたら?自分の「好き」がぶち抜けたら?

僕は一つの判断基準として「同じ長所を2人以上に褒めてもらったら」を参考にしています。

この『会社を綴る人』の主人公も、読書感想文コンテストで大賞ではなく佳作を取れた事を自信に変えているのですが、正直圧倒的にぶち抜けている必要はないのかなと思いました。

どれだけ得意で好きなことでも「上には上がいる」という状況はついて回ってくるので、自分が持っている武器の活かし方を知っている方が大切ですよね。

『会社を綴る人』おすすめポイント④:綺麗じゃないけど読んでしまう

朱野帰子さんの作品は、作家さんの中でも現実的な部類に入ると思います。

派手なストーリーラインでもなく、個性が引き立つキャラクターが出てくるわけでもない

でも、淡々と進んでいきながらも徐々に光が見えていく展開は、不思議と読み進めてしまう力があります。

最後に

今回は、「文章」で会社を変えていく物語『会社を綴る人』をご紹介しました!

社会人からするとなかなかきつい場面が多い作品ではありますが、なんとなく読み進めてしまう独特の雰囲気を纏っています。

『会社を綴る人』では“文章”にフォーカスが当てられていたものの、そこに入る武器は人によって変わるので「自分だったらどうだろう」と考えながら読んでみてください!

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