【「見える」という偶然】視能訓練士の成長の物語『7.5グラムの奇跡』がめちゃめちゃによかった|あらすじとおすすめポイント4選

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「見える」のは当たり前じゃない

視能訓練士という職業を知っていますか?

僕も初めて知ったのですが、視覚機能にまつわる病や異常などを検査・訓練を担当する技術職のことを指します。

学校で行われる集団検診の健康診断なども請け負っているのですが、そんな職業があるとは・・・と感じたのが率直な印象でした。

そんな視能訓練士を深掘りし、どんな仕事なのかを取り上げたのが本作。

以前記事にした『線は、僕を描く』の作者である砥上裕將氏の『7.5グラムの奇跡』をご紹介いたします!

この作品を読むと、日常がちょっとだけ特別に感じるかもしれません。

『7.5グラムの奇跡』のあらすじ

国家試験に合格し、視能訓練士の資格を手にしたにもかかわらず、野宮恭一の就職先は決まらなかった。
後がない状態で面接を受けたのは、北見眼科医院という街の小さな眼科医院。
人の良い院長に拾われた恭一は、凄腕の視能訓練士・広瀬真織、マッチョな男性看護師・剛田剣、カメラが趣味の女性看護師・丘本真衣らと、視機能を守るために働きはじめる。
精緻な機能を持つ「目」を巡る、心温まる連作短編集。

参照:https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000354626

『7.5グラムの奇跡』のおすすめポイント4選

『7.5グラムの奇跡』のおすすめポイント①:視能訓練士という職業

冒頭にも少し書いたのですが『7.5グラムの奇跡』は、視能訓練士を取り上げたお話です。

幼い頃からなんらかの形で関わりがある職業ではあるものの、日常的に接する方々ではないので新たな側面から仕事を知れる作品となっています。

『7.5グラムの奇跡』のおすすめポイント②:そこまで考えたことのない「目」の世界

タイトルにもある「7.5グラム」というのは、一般的な眼球の重量のことです。

「見る」ということを深く考えたことありますか?

裸眼でも全然見える人もいれば眼鏡かけてギリ見えるという人もいらっしゃると思います。

総じて言えるのは「見える」というのは薄氷の上で成り立っている奇跡であるということ。

専門的な解説などはほとんどないものの、検査時の緊迫感や視能訓練士の「目」に対する扱いの繊細さなどが引くほど伝わってきます。

『7.5グラムの奇跡』のおすすめポイント③:「視覚」から人を紐解く物語

『7.5グラムの奇跡』の見どころとして、「目」の状態から人の心情や思いを紐解いていく形で物語が進みます。

「目」は、びっくりするぐらい人のコンプレックスや思いを反映します。

見えてないものを見えるようにしていたり、逆に見たいものを見えないようにしていたり

例え話ではなくて、本当に症状としてケースがあります。

そういうのを検査したり、中にはその人の深い部分を触ることによって「見えなくしている・見えるようにしている理由」を探り、メンタルの部分と視覚の両方を回復させます。

苦しくも温かくなる作品です。

『7.5グラムの奇跡』のおすすめポイント④:前作と同じぐらい好き(個人的意見)

『7.5グラムの奇跡』の作者である砥上裕將さんの前作である『線は、僕を描く』。

『線は、僕を描く』を読んだときに、未だかつてない感覚を覚えたのですが、今作にも通ずるところがありました。

切れ味が凄くて表面張力でギリ耐えているような緊張感がありつつも、人間味溢れるほっこりする場面もあるので情緒が振り回されます。笑

でも後味がめちゃくちゃいいので、個人的には大好きです😁

最後に

今回は、砥上裕將さんによる視能訓練士の物語『7.5グラムの奇跡』をご紹介しました!

本当に知ってて面白い世界ですし、最近続編である『11ミリのふたつ星』が出たので、この際に読んでみてください。

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