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あなたは、『左ききのエレン』を知っていますか?
知る人ぞ知る名作の代表として有名で、「広告代理店とグラフィティアート」の両方の観点から天才と凡才の戦いが描かれている”お仕事漫画の金字塔”とも言える作品です。
皆さんご存じの2ちゃんねるの創業者であり、実業家として有名なひろゆき氏が「原作の完成度が高すぎるから実写はしなくてもいい」と言うほどで、『左ききのエレン』の作中でキャラクターが着用している「Reebok」の「ポンプフューリー」でコラボスニーカーが発売されたこともあり、多方面で影響力があります。
左ききのエレン× ポンプフューリー
— あみまる (@spica_ami) August 9, 2022
仕入れの最中たまたま通りかかり
思わず撮ったオタク☺︎カッコイイなꕀ‼︎ #左ききのエレン #Reebok#INSTAPUMPFURY95 pic.twitter.com/7xwpWDo32W
もしかしたら、名前は聞いたことあるけど、作品の内容も知らないし、読んでいる人も周りにいないという方がほとんどなのではないでしょうか?
そこで、今回は、『左ききのエレン』の面白いポイント4つと、響く名言を5個紹介していきたいと思います。
この記事はこんな人におすすめ!
- 広告代理店に入りたい
- ストリートカルチャーが好き
- ファッションが好き
- 刺さる漫画を探している
- ビジネススキルを楽しみながら学びたい
- 人の心の動かし方が知りたい
- 自分の価値を高めたい
『左ききのエレン』面白いポイント4選
ジャンプの中でもかなり現実的
まず1つ目なのですが、『左ききのエレン』は、ジャンプの電子版である「ジャンプ+」でリメイク版が連載されていました。
ジャンプといえば「友情」「努力」「勝利」の印象が強いかもしれないのですが、『左ききのエレン』は”天才になれなかった全ての人へ”という背反したキャッチコピーを掲げています。
冒頭でも書いたのですが、今作は広告代理店が舞台になります。
そのため、仕事に関する生々しさがかなり綿密に描かれています。
1つ逸話を紹介すると、広告代理店を志望する就活生が、面接で『左ききのエレン』の読者だと告げると内定が決まったという話があります。
そのレベルで現実的に表現されているので、社会人の方は特に面白いと感じると思います。
ストリート好きにはブッ刺さる
『左ききのエレン』の作者であるかっぴー氏がかなりのストリート好きなので、本作ではストリート要素が非常に絡んできます。
左ききのエレン読むとめっちゃストリートファッションしたくなる
— ヤスミ(意思) (@suyasuyayasumu1) March 12, 2021
Adidasのスーパースター、AIR JORDAN、UNDER COVER、コムデギャルソン
服が好きな層から、コアなファッション好きまで「このブランド出てくるの!?」って思えるストリートブランドがいっぱい出てくるので、好きな人であれば読んでるだけで興奮すると思います。
また、この作品はグラフィティアートもテーマの一つとして設定していることもあり、匿名に関わらず世界中で人気で、”アートテロリスト”の異名を持つ「バンクシー」も登場します。
バンクシーが3分でわかる記事はこちらから↓
なので、ストリートカルチャーに魅力を感じる方には特に刺さる作品です!
ビジネススキルを学べる
『左ききのエレン』は、広告代理店が舞台ということもあり、プレゼンであったりマーケティングが深く関係してきます。
才能の正体、集中を深くするためのルーティーンの見つけ方、相手を惹き込むプレゼンの方法などは、今すぐに実践したくなるぐらい熱くなります。
中でも個人的にかなり興奮したのが、「ステルス・マーケティング」についてです。
「ステルス・マーケティング」は、言ってしまえば「広告であることを隠した広告」です。
現在では、社会的信頼を落とす可能性があるという面から、規制されており歓迎はされていません。
しかし、歴史的に「アディダス」などは、ターゲットを明確にした「ステルス・マーケティング」を実行し、若者たちに圧倒的人気を博し、世界的ブランドに成り上がりました。
そういうビジネスの綺麗な面だけではない所も描かれているので、かなり惹き込まれます。
クロスオーバー作品も面白すぎる
『左ききのエレン』には時系列が同じ作品が2つあります。
服づくり業界のリアルを描いた『UNTRACE』。
『UNTRACE』が3分でわかる記事はこちらから↓
アイドル業界・音楽業界のリアルを描いた『15分の少女たち アイドルの作り方』。
上の2つはいわゆる「クロスオーバー」の作品になるのですが、『左ききのエレン』を読んでいれば、
え、ここで繋がるの?
って思える場面が非常に多いです。
両方とも作品としてなぜ知名度があまりないのかがわからないぐらいに内容がしっかりしていて面白い上に、ネットを見ても在庫があまりないです。
今回、『左ききのエレン』のアニメ化が決定して少なからず注目されるとプレミアがつくので、その前にぜひ読んでみてください!
「左ききのエレン」歴史に残る名言5選!
それでは、「左ききのエレン」の作中に登場する現実味溢れる名言を5個厳選して紹介します!
何かに人生を捧げた人間達はつながっているんだ
これは、「左ききのエレン」の作中で主人公である、山岸エレンの言葉です。
この記事を読んでくださるあなたであれば、間違いなく経験されていると思うのですが、頑張っている中で感じる孤独感ってなかなかにきついですよね。
このセリフは、どんなものであれ、何かを自分なりに一生懸命頑張ると、比較や優劣などの次元を超えて、同じく頑張っている仲間と見えない絆でつながっているというメッセージが込められています。
確かに、何かに努力したことがある人と話すと、なんとも言えないシンパシーを感じる時ってありますよね。
デキるクリエイターってのは大体・・・この4つのどれかだ
これは、「左ききのエレン」作中の広告代理店「目黒広告店」でクリエイティブディレクターを務める沢村という人のセリフです。
彼は、デキるクリエイターを以下の4つに分類しています。
1、リアリスト
自分を冷静に分析して成長する。企業で重宝されるタイプ
2、ナルシスト
自分が主人公であり、成功者であると信じて疑わない。タレント性があるタイプ。
3、サディスト
自分の判断に周りを従わせる。カリスマ性があるとも言えるタイプ。
4、アーティスト
圧倒的な才能を持っている反面、そうとしか生きられないタイプ。
人は大なり小なり、4つのどれかの要素を持っているというのが彼の意見なのですが、あなたはどれに当てはまりますか?
表現者に最も必要な力は再起する足腰である
この言葉は、エレンの大学卒業の際に、教授がエレンに送った言葉です。
ここで言われている表現者とは、仕事をする人全てを指していて、営業力や行動力を芸術であると表現しています。
ご存知の通り、現代はかなりストレスに溢れた社会になっていて、適応障害になる人だけで100万人が存在するほどになってしまっています。
その中で生き抜くには、「感性」と「知性」の2本の脚が必要だという意味なのですが、「感性」は自分の心の状態に気づく力で、「知性」は「感性」を分析して能動的に脳を動かす力だと言われています。
少し難しくなってしまったのですが、自分の心の状態を感知して、能動的に動ける状態を作る力が最も必要とされるということですね。
オレ達が出来ないって、まずは認めろよ!!
この言葉は、「左ききのエレン」でエレンと同じ主人公である朝倉光一のセリフです
光一は元々そこまでの才能に恵まれているわけではなく、「下手くそ」と罵られることにも慣れていてかつ後輩にアドバイスを求めることにも躊躇いがありません。
その反面、後輩は仕事に対してのプライドを持っていて、光一に対して「私なら後輩にへり下ることなんかできない」というのですが、そこでこのセリフが出ます。
仕事や趣味、特技に限らず、何かにプライドを持っているとそれを捨てるのってめっちゃ難しくないですか?
自分が時間をかけて頑張ったものを否定されるのは、正直むかつきますよね。
しかし、自分が出来ないことを認めるというかなり難易度の高い所をクリアできれば、もう一度フラットな立場から挑戦できるというのが、これに込められた真意です。
本気でやらないと本気で諦めることなんて出来ないから
この言葉も、朝倉光一のセリフです。
恐らく、あなたも思い当たる所があるのではないでしょうか?
幼い頃から、誰しも目標であったり夢って持ちますよね。
それで、今になって振り返ると、あの時頑張ってたら叶ってたのかなって思ったりもしますよね。
個人的には、この「左ききのエレン」を読んでいて一番刺さった言葉であると同時に、自分の中にある未練の多さにちょっとしんどくなった瞬間でした。
最後に
今回は左ききのエレンについて紹介したのですが、どう思われましたか?
数多くある漫画の中でも、かなり異色の作品であることは理解していただけたと思います。
”天才になれなかった全ての人へ”という衝撃的にキャッチコピーを掲げていて、限りなくリアルに近い人間の心理を描いています。
正直万人ウケはしにくい作風ではあるものの、人生を変えるほどの影響力があることは間違いないと言えます。
全24巻、読めば読むほど沼にハマっていることに気づく『左ききのエレン』をぜひ読んでみてください!!
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