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「広告代理店とグラフィティアート」の両方の観点から天才と凡才の戦いが描かれている”お仕事漫画の金字塔”とも言える『左ききのエレン』。
リメイク版は「ジャンプ+」2億PVを記録しており、根強いファンを抱えています。
そんな『左ききのエレン』なのですが、同じ時系列で描かれている作品があることはご存じでしょうか?
服飾学校を舞台に、才能達が熾烈な戦いを繰り広げる、その名も『UNTRACE(アントレース)』というマンガです!
この記事はこんな人におすすめ!
・服飾関係に興味がある
・「服」にこだわりがある
・『左ききのエレン』を既に読んでいる
・クリエイター側の世界に興味がある
・アニメの熱いシーンをyoutubeでよく見る
あらすじ
人々が流行の服を、安く気軽に追い求めるファストファッションの時代。ファッションの世界は新しい革命を待望していた。
「テーラー テシロギ」の娘・手代木ユウナは服をつくることが大好き。
しかし、ファストファッションの時代ゆえ、店の経営は厳しく、父に店は自分の代で畳むと言われていた。
それでもユウナはパタンナーとして服づくりへの想いを諦めず、岸服装学園(FUK)に入学。
デザイナー・アキラ、モデル・杏子と共に「アントレース」というブランド名で学園最大のファッションショー「ブラック・ランウェイ」に挑む!!
以上が公式のあらすじになります。
そもそも「UNTRACE(アントレース)」って一体なに?
この作品はもちろんなのですが、「UNTRACE」というワードは、『左ききのエレン』に関連する作品に大きく関係してきます。
では一体「UNTRACE」って何なのでしょうか?
作中で超重要人物として登場する世界的ファッションブランド「AK」の創始者である、岸アンナ。
彼女は、独自でクリエイターのランクを10段階で格付けしているのですが、「UNTRACE」はランク9に位置する圧倒的な才能を持つクリエイターを指します。
めちゃ細かい話ですが、岸アンナが提唱してるクリエイターの格付けで、さゆりは2回評価が上方修正されています。
— かっぴー|左ききのエレン (@nora_ito) March 29, 2021
・商談時(→ランク5以上)
・幹部スカウト(ランク7以上) pic.twitter.com/S6coYSBCjA
「その業界を変革する者」にフォーカスを当てて作られたのが今回の『UNTRACE』になります。
登場人物一覧
では重要人物を紹介します。
手代木 ユウナ
『UNTRACE』の主人公。
デザインだけでなくデザイナーの意志すらも真似(トレース)する”超絶技巧”の才能を持っている。
窪塚 アキラ
手代木ユウナと同じく『UNTRACE』の主人公。
「UNTRACE(追跡不能)」と呼ばれる才能を持っている。
自分の才能をうまく使いこなせないことに苦悩を感じている。
宮部 健人
手代木ユウナの幼馴染であり、カメラマン志望。
岸 アンナ
本作の舞台となる「岸服装学園」の創始者であり、世界的ファッションブランド「AK」の創始者。
窪塚 嵐
窪塚アキラの父親であり、世界的ファッションブランド「テンペスト」の創始者。
「AK」の岸アンナとは犬猿の仲。
馬場 美佳
「岸服装学園」に通っているインスタグラマーの女性。
手代木ユウナや窪塚アキラなどと共に戦っていくこととなる。
太郎田 杏子
「岸服装学園」に通っているモデル。
モデルにしてはかなり破天荒な性格をしており、「制御不能(アンコントロール)」と呼ばれる。
以上が、『UNTRACE』の重要人物です!
面白いポイント4選
それでは、面白いポイントを4つ紹介していきます。
左ききのエレンのクロスオーバー作品
タイトルでも書いているのですが、この『UNTRACE』は、『左ききのエレン』と同じ世界線にある作品になります。
『左ききのエレン』を読んだ方であればわかると思うのですが、「AK」の創始者・岸アンナが創った服飾の専門学校である「岸服飾学園」が舞台になっています。
また、「UNTRACE」というワードも、『左ききのエレン』で岸アンナが提唱しているクリエイターのランクであり、朝倉光一が憧れている神谷雄介が率いるクリエイター集団の名前でもあります。
もちろん読んでいない方も十分楽しめるのですが、『左ききのエレン』を読んでいる方であれば、本作を楽しみきれます。
左ききのエレンが3分でわかる記事はこちらです↓
ファッションバトルが熾烈!
アントレース2巻読み終わった。
— yu-ji (@naganon_jp) November 6, 2018
かっぴーさんの作品はテンポが良くサクッと内容が入ってくるのですぐに続きが気になってしまう! pic.twitter.com/5e9y00hX43
『UNTRACE』は、ファッションバトルが醍醐味です。
服は、毎年トレンドが変化するものであり、ある意味その年・時代を代表するものでもあります。
その中で、自分が信じるセンスや表現を貫き、それを服として表現する過程を描いているのがこの『UNTRACE』です。
ただ、ファッションというのは人によって評価されるものであり、そこには優劣がついてしまう場面が珍しくありません。
デザイナー(服のデザインを作る人)、パタンナー(服の設計図を作る人)、モデル(服を表現する人)のそれぞれが自分の主張をしながらもチームとして機能して、自分を貫いていくのは鳥肌ものです。
発想の転換が凄すぎる
原作が『左利きのエレン』のKAPPYさんなので買ってきたけど面白かったよ #アントレース pic.twitter.com/BLkxYMfj7X
— 虫義 (@Ant_ha_net) July 11, 2018
これは、「UNTRACE」作中の1場面の話になります。
主人公のチームが、「生放送でインスタ映えする服を作らなければいけない」という試練に挑戦した時のエピソードがあるのですが、完成した服とそれに込められた意味がわかった時の衝撃は度肝を抜かれます。
インスタというサービスを根本から理解した人にしかわからない構造と、誰もが盲点だと感じる着眼点の両方に釘付けになってしまうと思います。
追跡不能(アントレース)×超絶技巧のタッグが激アツ
冒頭でもお伝えしたのですが、この『UNTRACE』は、手代木ユウナと窪塚アキラのW主人公の物語です。
手代木ユウナは、幼い頃から父親の仕事であるスーツの仕立てを見ていたことから、必然的に服に触れる機会が多く、服の良さを段違いに理解していました。
その結果、オリジナルではない服を真似(トレース)する”超絶技巧”の才能が構築されることになります。
窪塚アキラは、父親である窪塚嵐のブランド「テンペスト」に幼い頃から触れており、他を圧倒する唯一無二の手段として服に触れていました。
その結果、追跡不能(アントレース)の才能が構築されていき、自分が持っている服に対しての思いを表現できず周囲を拒絶することになってしまいます。
その2人が「岸服装学園」で出会うことになり、使い方がわからず苦悩を抱える”追跡不能”の才能と、それすらも真似(トレース)する”超絶技巧”の才能がタッグを組むことになるのですが、2人の化学反応は絶対に他の漫画では見ることができないぐらい興奮します。
最後に
今回は、『左ききのエレン』の世界線に存在する神漫画『UNTRACE』について紹介しました!
全3巻という並の漫画よりは少し小規模なボリュームながらも、服飾業界の現実や、『左ききのエレン』に共通するテーマである”才能”が十二分に描かれています。
アニメが始まるとプレミアがついてしまう可能性があるので、ぜひ読んでみてください😁
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