【そういうことか、、、】太宰治の伝説作『人間失格』の小説を読んだ結果、言語化がむずすぎた|おすすめポイント4選

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『人間失格』

1948年に太宰治によって書かれ、2019年には小栗旬主演で映画化されるなど語り継がれる名作です。

名前は知ってるし、太宰治も知ってるけど作品自体は読んだことない方も多いですよね。

僕自身も、純文学はそこまで読んだことが無くて、本当に興味本位で読んだのですが言葉にできない余韻に襲われました。笑

この作品を根本的に理解できていない&言語化しにくい作品ということでなかなかの挑戦にはなるのですが、この記事が『人間失格』だけじゃなくて、他の純文学に触れるきっかけになればいいなと思います!

この記事はこんな人にオススメ😁

自分の世界を広げたい

太宰治や他の文豪の作品が気になる

読み応えのある作品と出会いたい

クズが好き

自分は他の人と違う気がする

おすすめポイント4選

謎に包まれた伝説

まず初めに、この『人間失格』はかなり謎に包まれた作品です。

その理由としては、

  • ほとんど自伝(自分のことを語る物語)に近い書き方
  • 『人間失格』の連載最終回直前で、太宰治が自殺した

上の2つです。

確かに小説を読んでいるというよりは、誰かの日記を読むような感覚に近かったです。

ただ、フィクションなのか否かについては、太宰治が亡くなってしまったので確かめようがありません。

これまで名作として語り継がれてきた作品が、ほとんど真相がわかっていないって面白いですよね。🤔

純文学にしては読みやすい

『人間失格』は、太宰治の作品ということもあり王道の純文学に入るのですが、昔の物語にしては読みやすいと思いました。

上でも少し話した通り、『人間失格』は小説というよりは自伝に近いです。

主人公である・大庭葉蔵という男が生活を送っている様子が淡々と描かれているので、今人気の作家さんの作品しか読まないという方も触れやすい作品です。

全編通してクズの一生

読みやすいとはいったのですが、この大庭葉蔵という主人公がまぁまぁなクズです。笑

2019年に小栗旬が主演で映画化された『人間失格 太宰治と3人の女たち』をご覧になった方なら大体想像がつくと思われるのですが、あんな感じです。          

主人公である大庭葉蔵はかなり気が弱く、人に対しての尋常じゃない恐怖心を抱えながらも、それを悟られないために「道化」を演じて生きていきます。

しかし、堀木という男との出会いでアウトローの世界に魅力を感じていくことになるのですが、、、、というのが『人間失格』の主な内容です。

今の時代にウケそうな感じだな〜と思いながら読んでました。😂

読後の敗北感が凄い、、、

『人間失格』を読み終わった時、「そういうことか、、、」って言葉に出てしまいました。

勘の良い方であればなんとなくこういうことかなって想像がつくかもしれません。

タイトル回収が秀逸なのはもちろんなのですが、何よりほとんど自伝のような内容なのに、なんともいえない圧倒的な余韻が残ります。

僕は読み終えた時に「お前にはまだ早い」って耳元で言われたような気がしました。

こういう後味の悪い余韻が好きな方にはとんでもなく刺さる一冊です。

最後に

今回は、太宰治の代表作『人間失格』を紹介しました。

これまで読んできた中で、一番負けた感がありました。笑

でも、僕も含めて今を生きている人たちが死ぬ気で隠している色々な欲が言語化されている作品でもあります。

ある意味人間らしい人間を知ることができるので、気になった方はぜひ読んでみてください!

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