【正直なめてた】7人のミステリ好き大学生の物語『十角館の殺人』の小説を読んだものの「あの一文」で思考が停止した|あらすじとおすすめポイント4選!

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「脅威の大どんでん返し!」みたいなキャッチコピーってよくありますよね〜。

ミステリーものってよく読みますか?

僕自身そこまで読む方ではないのですが、これまでいわゆる「どんでん返し」と言われる作品が好きで、映画でいうと『SAW(ソウ)』などの自分の常識をぶっ壊される感じをよく見ていました。

今回、普段ミステリをそこまで読む方ではない僕でも知っていた綾辻行人さんの作品『十角館の殺人』がhuluでドラマになることを知ったので、この際読んでみようと思い読んでみました。

今の本屋さんは「最後の一文に涙する」とか「ラスト目が離せない」などの帯が多すぎて実際読んでみたら先が読めるみたいなパターンが多くないですか?

こんなこともあって、あまり期待せずに『十角館の殺人』を読んだのですが、「おぉ・・・」と声が出てしまいました。

あらすじ

1986年3月26日、大分県K**大学・推理小説研究会の一行は、角島(つのじま)と呼ばれる無人の孤島を訪れた。彼らの目当て、半年前に凄惨な四重殺人事件が発生して焼け落ちた「青屋敷跡」と、奇抜な十角形のデザインをした「十角館」と呼ばれる建物である。島に唯一残っているその建物で、彼らは1週間の合宿を過ごそうというのだ。

https://www.weblio.jp/wkpja/content/%E5%8D%81%E8%A7%92%E9%A4%A8%E3%81%AE%E6%AE%BA%E4%BA%BA_%E3%81%82%E3%82%89%E3%81%99%E3%81%98#google_vignette

以上があらすじです。

大学のミステリー同好会の7人が、無人の孤島にある十角形の建物「十角館」で合宿?することになり、奇妙な事件に巻き込まれていく・・・という物語になります。

それでは簡単におすすめポイントをご紹介しますね!

「十角館の殺人」おすすめポイント①:思ったよりも簡単でハードルが低い

約40年ほど前の小説で、ましてや今でも語り継がれている作品なので、漠然とすごく難しそうな印象がありました。

でも、いざ読んでみると大学生がメインの物語で、ミステリーでありながらもそこまで難しくなかったので安心して読めます。

メインの大学生が、基本サークルの慣習で著名なミステリー作家の名前(アガサやドイルなど)で呼び合うので、そこが少しネックなポイントでもあるのですが、後々慣れるので問題なく楽しめると思います。

「十角館の殺人」おすすめポイント②:「人狼ゲーム」を俯瞰して見ている感じ

学生の頃「人狼ゲーム」やりませんでした?

この「十角館の殺人」は、名前の通り殺人が起きます。

その度、自分以外の誰を疑うかを決めながら、自分が殺人犯ならどう立ち回るだろうと思いながら読み進めるのですが、各フェーズが「人狼ゲーム」にすごく似ているで、経験がある方であれば自分も「登場人物」になりきりながら遊べます。

「十角館の殺人」おすすめポイント③:「あの一文」の破壊力

「十角館の殺人」を知っている人で、大体作品を連想した時に思うことは、

「あの1行」じゃないでしょうか?

僕自身、疑いながらも「あの1行」に惹かれて買ってしまったのですが、出会った瞬間鳥肌でした。😂

それまで疑いもせずに読んでいたのに、そこでまた「いやいやいや」と思いながら最初から読み返すという暴挙に出るぐらい破壊力があります。

もしかしたら、むしろなめてる方が面白いかもしれません。笑

「十角館の殺人」おすすめポイント④:読み終わった後の贅沢感・・・

久しぶりに、「極上の読書体験」みたいなものを味わえたような気がします。

ページ数的には450ページほどで、普段小説を読まない方からすると、かなり難易度が高めだと思います。

でも、物語の面白さ・伏線の緻密さ、何より最後の章に入るまで犯人を勘づかせない文章の巧さが本当に凄すぎました!!

とは言いつつ、毎日小説を読んでいる僕でも30ページぐらいを小分けにして読んでいたので、それぐらいでチャレンジするのも全然ありです👍

最後に

今回は「あの1行」で一世を風靡した名作「十角館の殺人」をご紹介しました!

いや、すごく面白かったし読み終わった後「いいから読んでみて」みたいな感じで人に薦めたくなる作品でした。

何を言ってもネタバレになってしまうかもしれないので、ぜひ自分の目で「1行」を目の当たりにしてください。

コミック版はこちらから

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