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「仕事とは?」を知れた気がした
あなたの街には商店街はありますか?
地域の人に愛されて常に繁盛している場所もあれば、シャッター通りになってしまった所もあると思います。
今のご時世、都市部に人が流れてしまって過疎化してしまったり、大型スーパーができて人がとられたりと、いろいろ難しいところはあります・・・
でも、本当にそれだけが原因なのでしょうか。
今回ご紹介したい作品は、広告代理店がシャッター通り寸前の商店街を復活させる物語『花のさくら通り』です。
入り組んだ諸事情で錆びれかけた「さくら商店街」を、主人公・杉山が所属する「ユニバーサル広告社」が復活させようと奮闘する話になります。
なんとなく、こんな仕事なら面白いかもな〜と思える作品だったので、内訳を紹介していきます。
『花のさくら通り』あらすじ
さびれた商店街の活性化、請け負います!
不況にあえぐユニバーサル広告社。次なるクライアントは閑古鳥が鳴く「さくら通り商店会」だった。最初はポスター制作だけのはずが、いつしかタッグを組んで商店街の活性化を目指すことに……。
『花のさくら通り』おすすめポイント4選
『花のさくら通り』おすすめポイント①:シャッター通り寸前の商店街を復活させる物語
『花のさくら通り』は、冒頭にも若干ご紹介したとおり、シャッター通りなりかけの商店街を、広告代理店「ユニバーサル広告社」が復活させようとする物語です。
「花のさくら通り」続き。娯楽小説ではあるんですが、実際に商店街の活性化に役立つじゃないかと、そう思えて来ます。
— T.HOSODA (@hosoda104) July 24, 2012
笑えて、考えさせられて、ヤル気が起きる、良い話です。
それから、最後は、ちょっと泣けます(^_^;)
人がつかなくなってしまった場所を、どういう切り口で盛り上げていくのかが醍醐味となっています。
『花のさくら通り』おすすめポイント②:キャラクターの個性がめちゃ強い
本当に、『花のさくら通り』に出てくるキャラクターがぶっ飛びすぎてて、逆にどれが誰かわからなくなります。笑
#読了
— ぴーたん (@Ponsuke_Ponko) August 6, 2022
荻原浩さん「花のさくら通り」7月中旬に読了。小説ならではの出来過ぎてるストーリー展開と主人公や商店街の人たちみんなにクセがあってダメなところがあるのが楽しかった。ヘタレだったりいばりんぼだったり短気だったり無口だったり。筆一本でこれだけ個性豊かな人たちを描けるってすごい。
- 『ユニバーサル広告社』の社長であり、関西弁コテコテの「石井」
- パンク好きで、事務所の壁を貫通する勢いで仕事中にBGMを流す「村崎」
- ヘビメタ好きの寺の僧「光照」
など、キャラクターの快進撃だけで1冊まるまる埋まるぐらいのボリュームがあります。
地方の商店街ってこんな感じなんかなぁ〜と思いながら読むのもまた一興です。
『花のさくら通り』おすすめポイント③:商売の本質とは?
「仕事」ってほんっとうにいい印象ないですよね。
中には天職にありつけて、楽しんでされている方もいらっしゃるとは思うのですが、なかなかレアですよね・・・・。
でも、この作品を読むと「仕事・商売の本質」ってこういうことなのかな〜と考えさせられる場面が多いです。
萩原浩氏の小説「花のさくら通り」(集英社)は、面白い小説なのですが、それだけではありません。まちづくりのヒントになる話が詰まっています。シャッター通りの問題点もよく分かります。まちづくりに関心のある方は、ぜひ読んでみるといいですよ。
— ちいきパートナー (@coni_1) July 11, 2012
人を助けたい・現状を変えたいなど、自分が持っている技術をどう役立てるかというのを改めて考えるきっかけになると思います。
仕事と聞くとしんどくて辛いイメージが拭えないのですが、「やりたくて行動した結果仕事したみたいになってしまった」みたいなパターンが一番理想的な気がします。
『花のさくら通り』おすすめポイント④:意外とハラハラする
主人公が広告代理店に勤めていることもあり、プレゼンの場面が多く緊張します。笑
人を惹きこむ話し方や展開の広げ方、切り札を出すタイミングなどが絶妙にリアルで予測ができないので、実際に自分が受けているような没入感を楽しめます。
#お薦めのお仕事ミステリー
— マサこう(煙)Ⓜ️ (@kusaregomimushi) April 17, 2024
ミステリかどうかは…だけど、荻原浩先生『花のさくら通り』は最高でしたよ。ライブ好きかつ、広告代理店とも取り引きある仕事に就いてるぼくとしましては余計に。ほんと好き。大好き。
自分だったらこう仕掛けるかなと考えながら読んでみてください。
最後に
今回は、寂れかけた商店街を復活させるお仕事小説『花のさくら通り』をご紹介いたしました!
なかなか分厚い(552ページ)ので時間はかかってしまうと思います。
でも物語自体は単純明快で、スカッとする場面も多いのでびっくりするぐらい軽く読めてしまいます。
ぜひ、手に取ってみてください。
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